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音感に関する考察 [ピアノ弾きの雑記]

お向かいのお嬢さんが、学校の課題で自由な課題を探求する事になり、彼女が選んだ課題が「私の音感は何音感なのか?」という事で、絶対音感を持つ私は被験者として、またアドバイザーとして彼女の宿題を手伝う事になりました。
まず、彼女は最相葉月さんの『絶対音感』を読み、基本的な知識を身につけました。

それから、絶対音感を持つ人2名、移動ドの音感を持つ人2名にアンケートインタビューを行いました。
それらをまとめてみると、なかなか面白い事柄が見えて来たので私なりにまとめてみます。 


音感には大きく分けて「絶対音感」の人と「相対音感」の2通りがあり、「絶対音感」を持つ人は少なく、ほとんどの人は「相対音感」を 持っている。
「音感など持ち合わせていない」と楽器を演奏しない人など所謂「一般の人」は思っているようだが、音の高い低いが聞き分けられなくては音楽を聴いて楽しむ事も出来ない訳だから、大概の人は相対的に音が高いか低いかは自然に聞き分けています。例え「相当な音痴」を自負する方でも音感がない訳ではありません。

幼い頃からしっかりと音感教育をしても、「絶対音感」を身につける人と、身につけない人がありますので、おそらくその人の資質による事が「絶対音感」が身に付く、身に付かない原因と考えられます。

ごく少数の「絶対音感」の人について、はけっこう資料がたくさんありますが、大多数の人が持ち合わせる「相対音感」については、意外と調べられていないように感じたので、「相対音感」についてもう少し掘り下げて調べてみました。

「相対音感」の人の中にも、その人の音楽的な環境やトレーニングの度合いによって、レヴェルが様々です。
まぁ、大概の人はソルフェージュで新曲視唱をしていると、曲の最初と最後ではかなり音程がずれてしまったりするくらい、あいまいな「相対」です。
それでも、例えば絶対音感は持ち合わせていないけれど、自分の専門とする楽器なら音叉がなくてもほぼ正確にチューニングできる、とか、歌の人がアカペラで正確な音程で歌い始めるなど、訓練によって「ダイタイ音感 」を身につける人もありますし、摩訶不思議なのは「移動ド音感」なるものを身につける人も居ます。
「移動ド音感」のさらに摩訶不思議なのは、固定ドで音楽教育を受けているにも関わらず、独自の進化?をして「移動ド」にたどり着く????らしいのです。

この「移動ド」って絶対音感の私には全く理解できない状態なんですが、「移動ド音感」を持ち合わせる人にインタビューしてみると、面白い事がわかって来ました。

相対音感の人は音を聞いても何の音かは理解する事は出来ませんが、音の高低は理解する事が出来、また音楽的なトレーニングによって、前後の音の音程がどの程度離れているかを聞き分ける事が出来るようになります。
そして、更なるトレーニングによって、そのメロディーが何調かわからなくとも、主音や属音を感じ取る事が出来るようになるのです。ですから、その感じ取った主音を「ド」と思えば「移動ド」でそのメロディーの階名を聴き取り、採譜することも可能となります。「移動ド」ですから、もちろんその楽譜はとりあえずハ長調で書かれます。

またこの「移動ド」の人たちが聴いているメロディーが途中で転調したらどうするか?というと、「転調したかも?」と異常を察知すると、自分の頭脳を総動員して転調先のメロディーの主音や属音を探し出すそうです。

「移動ド」の人が「ド〜ミ〜」と歌う事は「ある音を主音とする〜〜そして長三度上の音〜」と表現しているのです。 

つまり「移動ド」とは、相対音感を持ち合わせる人がトレーニングを積み重ね、またかなり明晰な頭脳を持っていないと身につける事が出来ない「業」なのではないかという結論に達しました。
ですから「移動ド」の人は現代音楽で12音音階や無調の音楽はどうするか?っというと、あっさり「固定ド」で聴く、要は自分にとって便利な方法を使って音楽を聞き取るらしいです。

「絶対音感」を身につけるにもその人の資質によるところが大きいですが、「移動ド」を身につけるのもその人の資質とトレーニングによるものがとても大きいのだという、私なりの結論に達しました。
今のところ、、、ですがね。

音感について考えるのはなかなか面白く、これからも考えて行きたいと思っています。


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